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飯田氏の裁判の問題(5) 根拠もなく罪証隠滅行為ということに
 検察が有罪を立証するために列挙した間接事実のうち、飯田氏がA子さんと会ったのち、A子さんが不倫相手の高橋氏からプレゼントされた衣服などを林道に投棄していたこと(前記D)については、飯田氏がそのようなことをしていたことは事実です。
 
 具体的には、飯田氏は4月29日、東広島市でA子さんと食事をするなどしたのち、4月30日の未明に広島市に車で向かう途中にある林道で、そのような行為をしていたのです。
 
 飯田氏は裁判でこの投棄行為について、

「A子さん本人と4月29日に会った際、高橋氏にもらったプレゼント品を『処分して欲しい』『誰にもわからないところに捨てて欲しい』と頼まれ、その通りにしただけだ」

 と説明しましたが、この飯田氏の主張が腑に落ちない人も少なくないでしょう。
殺人事件の被告人が事件当日、被害者の持ち物を投棄したような事実があれば、「いかにも怪しいやつだ」と感じるのが一般的な感覚だと思います。

 そして実際、この事件の裁判官たちもそうだったようです。この飯田氏の投棄行為について、「罪障隠滅行為」だとした検察の主張が一審判決でも控訴審判決(確定判決)でも認められ、飯田氏を有罪とする根拠の1つに挙げられているのです。

 しかし、この認定についても、やはり裁判官たちが「この被告人は、怪しい」となんとなく感じさせる雰囲気にやすやすと流されしまったというほかないものです。

 それというのも、凶器だとか、返り血を浴びた衣服などならともかく、「A子さんが不倫相手からプレゼントされた衣服」は“犯行とは何の関係”もないものです。したがって、そんな物を投棄したところで、飯田氏は何の「罪証」も隠滅できるわけがないのです

 実際、そのことは他ならぬこの事件の裁判官たちもわかっているはずです。なぜなら、飯田氏が「A子さんが不倫相手からプレゼントされた衣服」を林道に投棄したことによって、一体どんな罪証が隠せたのか、一審判決、控訴審判決(確定判決)共に何ら明確な答えを示せていないからです。

 また、この事件の裁判官たちは見過ごしていますが、そもそも、他の証拠と見比べると、飯田氏の投棄行為をめぐる検察の主張に無理があるのは明白でした。

 それというのも、仮に飯田氏がこの事件の犯人なら、「A子さんが不倫相手からプレゼントされた衣服」などよりもっと罪証隠滅しなければならないものが他にもいろいろあったからです。

 たとえば、飯田氏が逮捕された後、そのパソコンからは、A子さんのためにワープロソフトで作成していた示談書のひな型が見つかっています。

 また、飯田氏がA子さんと一緒に食事をしたファミレス「ガスト竹原店」のレシートも飯田氏の逮捕後、その身辺からやすやすと発見されています。
 これらはいずれも、飯田氏とA子さんに接点があったことをわかりやすく示すもので、とくに後者(レシート)は、飯田氏が事件当日にA子さんと会っていた証拠にもなりうるものです。

 事件の日(4月29日)から、飯田氏が逮捕される日(5月17日)までは約20日間もあったのです。
 この事件の検察官や裁判官は、飯田氏が「A子さんが不倫相手にもらったプレゼント品」を投棄していたことが罪証隠滅だと言うなら、一方で飯田氏はこれらのものをなぜ、逮捕されるまで処分していなかったのか、もっと真面目に考えてみるべきでしょう。


NEXT>>>飯田氏の裁判の問題(6) 取調官の伝聞供述で犯人にされる裁判





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飯田氏の裁判の問題>

飯田氏の裁判の問題(1) 認定されたストーリーの不可解

飯田氏の裁判の問題(2) 事件とは全く無関係なことが有罪の根拠に

飯田氏の裁判の問題(3) 客観的状況より捜査関係者の憶測を信じる裁判官

飯田氏に裁判の問題(4) 作為的な証拠に簡単に騙される裁判官

■飯田氏の裁判の問題(5) 根拠もなく罪証隠滅行為ということに

飯田氏の裁判の問題(6) 取調官の伝聞供述で犯人にされる裁判

飯田氏の裁判の問題(7) 犯人と考えるには証拠を残し過ぎの被告人

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