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     東広島市女性暴行死事件の
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飯田氏に裁判の問題(4) 作為的な証拠に簡単に騙される裁判官
 飯田氏は事件当日の4月29日、A子さんと会ったのち、経営する広島市内のコンビニで(30日の)午前0時30分から働く予定になっていました。

 しかし、飯田氏がこの日、実際にコンビニに出勤したのは、午前3時ころでした。つまり、飯田氏は事件当日、A子さんと東広島市で食事をするなどしていたのち、コンビニに約2時間30分遅れて出勤していた、ということです。

 そこで、検察官は裁判で、飯田氏の有罪を立証するための間接事実として、この「2時間30分の遅刻」を挙げたのですが(前記C)、この争点をめぐる検察側、被告人側の主張をまずは確認しておきましょう。
 ひらたく紹介すると、

            2時間30分の遅刻“に関する検察官の主張

 被告人がコンビニの勤務に遅れたのは罪証隠滅工作をしていたからだ。

            2時間30分の遅刻“に関する飯田氏の主張

 私は事件当日、A子さんと午後8時ころに東広島駅前で別れた後、東広島駅近くの空き地に車を停め、車内で仮眠したのです。前日からコンビニの勤務で、20時間以上も眠っておらず、食事をした満腹感もあって眠くてたまらなくなったからです。このまま東広島市から、広島市まで車を運転して帰れないと思うほど眠かったのです。そして仮眠から目が覚めたら午前1時でした。寝ぼけていたためか、私は勤務時間を午前3時と勘違いしてしまったのです。

              2時間30分の遅刻“に関する弁護人の主張

 そもそも、コンビニに遅刻するほど時間を要するような罪証隠滅工作が行われた痕跡は何もない。

 ──などというのが、双方の主張でした。
 
 結果、一審判決は飯田氏の説明を《合理的な説明がされていない》などとして退け、弁護人の反論には何も答えずに黙殺してしまいます。その上で、一審判決は検察の主張を認め、飯田氏がコンビニの勤務に遅刻したことを有罪認定の根拠の1つに挙げたのです。

 では、この一審判決の認定が妥当かどうかというと、この認定については、この事件の裁判官が検察の主張を何でも安易に信じる一方で、被告人の言い分をいかにおざなりに扱ったかを象徴する認定と言うほかないものです。
なぜなら、飯田氏の釈明は合理的だと裏づける事実はちゃんと存在したからです。

 具体的に示すと、飯田氏と一緒にコンビニの経営をしていた飯田氏の奥さんが本HP運営責任者に対し、次のように述べています。

「主人は、平日は午前3時、土日祝日は午前0時30分という出勤シフトですから、午前0時30分からの出勤予定を午前3時からだと勘違いしても何もおかしくないのです。コンビニの仕事は年中無休ですが、毎日働いていると曜日の感覚が狂ってしまうものですし。
実際、主人がコンビニのシフトを勘違いし、出勤が遅れるのは全然珍しいことではありませんでした。そのために私がどれほど迷惑をこうむったことか……それに、主人が車の中で寝るということもよくあったのでです。
 
 そういうことも私は取り調べでも話したのですが、刑事さんは、そういう自分たちに都合の悪いことは一切、調書に書いてくれなかったのです」

 これは、飯田氏の奥さんの証言ですから、疑い深い人は「被告人の身内が、被告人をかばうために言っていることだろう」と思われるかもしれません。
 しかし、本HP運営責任者は、コンビニの当時のスタッフたちにも確認してみましたが、彼らもやはり、

「オーナー(=飯田氏)の出勤が遅れるのは全然珍しいことではなかったです」

「コンビニで毎日働いていると、たしかに曜日の感覚は狂います。実際、ぼくも学校が休みの時に毎日、深夜出勤していたことがありましたが、その時には曜日の感覚が狂いましたから」

「オーナーが出勤前、車の中で寝ていたこともよくあったと思います」


 と異口同音に、飯田氏の奥さんの証言を裏づけるのです。

 つまり、事実関係をちゃんと精査していれば、飯田氏がコンビニの勤務に遅刻したことは、何も事件当日に限った特別なことではなく、普通によくあることだったということは自明だったのです。

 また、ここで問題とすべきは、裁判官だけではありません。警察、検察もおおいに問題です。
なぜかというと、飯田氏の奥さんのみならず、コンビニの店員たちも飯田氏の逮捕後、飯田氏のコンビニの出勤状況について、捜査員に事情聴取をされているからです。

 つまり、上記のような飯田氏の説明を裏づける証言が捜査員に見過ごされているか、あるいは隠蔽されているということです。にも関わらず、検察の主張を何でも安易に信じたこの事件の裁判官たちは、この作為的な検察の主張に簡単に騙されてしまったのです


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飯田氏の裁判の問題>

飯田氏の裁判の問題(1) 認定されたストーリーの不可解

飯田氏の裁判の問題(2) 事件とは全く無関係なことが有罪の根拠に

飯田氏の裁判の問題(3) 客観的状況より捜査関係者の憶測を信じる裁判官

■飯田氏に裁判の問題(4) 作為的な証拠に簡単に騙される裁判官

飯田氏の裁判の問題(5) 根拠もなく罪証隠滅行為ということに

飯田氏の裁判の問題(6) 取調官の伝聞供述で犯人にされる裁判

飯田氏の裁判の問題(7) 犯人と考えるには証拠を残し過ぎの被告人

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本HP運営責任者・片岡 健 MAIL
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