http://truthishere.net/higashihiroshima  

 TOP  問い合わせ          2007年に広島県で発生した冤罪・未解決事件の真相を追究しています。 
 
     東広島市女性暴行死事件の
          真相を追究する会




Truth is here
事件の概略 裁判の問題 真相への糸口 調査報告 情報提供募集 Q&A 更新履歴


飯田氏の裁判の問題(2) 事件とは全く無関係なことが有罪の根拠に
 検察が広島地裁の第一審において、飯田氏がこの事件の犯人だと主張する根拠としてあげた間接事実は、《■事件の経緯(8) 被疑者には一見疑わしい事実があるが……》で紹介した通りです。では、これらの間接事実に漂う「なんとなく怪しい雰囲気」が、単なるまやかしだということに、この事件の裁判官たちが気づけなかったとは、どういうことでしょうか? 順に説明していきます。

 この事件の裁判官たちのひどさがよく表れているのが、たとえば、飯田氏が事件翌日にauショップを訪ね、店長に「携帯電話の通話やメールの履歴を消しても、記録はサーバ上に残るのか」と聞いていた(前記E)と認め、《この事実は弱いながらも殺人犯人と被告人の同一性を推認させる》とした一審判決の認定です。

 この認定は要するに、「被告人は携帯電話の履歴から、自分と被害者が接点を要することが発覚するのを恐れたのだ」とする検察官の主張を認めたものでした。

 この件については、飯田氏本人は事件翌日に訪ねたauショップで店長に尋ねたことを「メールを一斉消去するための暗証番号だった」と主張していて、そもそも事実関係にも争いがありますが、本HPではその点は脇に置きます。
 すでに4年以上前の話であり、もはや水掛け論にしかならない話だからです
(※1)

 では、この認定の何がひどいのでしょうか?

 それは、そもそも飯田氏が事件翌日、auショップで尋ねたことが何であれ、それを有罪の根拠にするのはあまりに無理があることです。

 それというのも、飯田氏は当時、au2台、NTTドコモ1台の計3台の携帯電話を所持していたのですが、A子さんとの連絡に使っていたのはNTTドコモの携帯電話のみだったのです。それなのに、auの携帯電話について、飯田氏がauショップで何か尋ねたことがなぜ、A子さんとの接点が発覚することを恐れたことになるのでしょうか?

 他ならぬ第一審の裁判官たち自身、一審判決において、「この事実は弱いながらも〜」と言っているくらいですから、裁判官たちがこのauショップの件を有罪の根拠と挙げることに自信が無かったことは明らかです。にも関わらず、この間接事実を有罪認定の根拠とした彼らは、「有罪ありき」の心理に陥っていたのでしょう。

 また、そもそも、検察官がそんな主張をしたこと自体、証拠が貧しいことを自ら認めたようなものとも言えるでしょう。

 そんな簡単なことが、裁判官たちは見抜けなかったのです。


NEXT>>>飯田氏の裁判の問題(3) 客観的状況より捜査関係者の憶測を信じる裁判官


※1 なお、本HP運営責任者は、飯田氏及び、この争点をめぐって検察側の主張に沿う証言をしたauショップ店長の双方に事実確認をしましたが、2人共、嘘は言っていません。つまり、いずれかが記憶違い、勘違いをしているということです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
飯田氏の裁判の問題>

飯田氏の裁判の問題(1) 認定されたストーリーの不可解

飯田氏の裁判の問題(2) 事件とは全く無関係なことが有罪の根拠に

飯田氏の裁判の問題(3) 客観的状況より捜査関係者の憶測を信じる裁判官

飯田氏に裁判の問題(4) 作為的な証拠に簡単に騙される裁判官

飯田氏の裁判の問題(5) 根拠もなく罪証隠滅行為ということに

飯田氏の裁判の問題(6) 取調官の伝聞供述で犯人にされる裁判

飯田氏の裁判の問題(7) 犯人と考えるには証拠を残し過ぎの被告人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本HP運営責任者・片岡 健 MAIL
Copyright(C) Truth is here .net All rights reserved