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事件の概略(8) 被疑者には一見疑わしい事実があるが……

 捜査当局は結局、決め手となる物証や目撃証言も何も見つけることができませんでした。凶器については、見つからなかったどころか、具体的な凶器が何かを特定さえできませんでした。

 しかも、先に説明したように、飯田氏の釈明内容は関係証拠と辻褄が合っていて、A子さんを殺害する動機も見当たりません。

 それどころか、むしろ飯田氏は、A子さんの遺体の状況から想像される犯人像とは、ズレた人物です。
ですから、検察もおそらく起訴、不起訴の判断をかなり迷ったことでしょう。

 しかし結果、飯田氏は容疑を否認したまま、凶器も動機も不明のままに勾留期限満期の6月8日に殺人罪で起訴されました。

 また、それから約1ヶ月後の7月6日には、A子さんから現金約146万円などを盗んだとして窃盗罪の容疑で再逮捕され、やはり一貫して容疑を否認しましたが、同27日に追起訴されました。

 では、検察を起訴に踏み切らせたものは何だったのでしょうか?

 それは、飯田氏の逮捕後に「この人物は、怪しい」と第三者に印象づけられそうな材料が色々揃ったことにあると思われます。

 具体的には、検察(第一審の立会検事は市川宏、水庫一浩、沖田美恵子の各氏 ※市川氏は捜査も担当)は裁判において、飯田氏がA子さんを殺害した犯人だと立証すべく、以下のような間接事実を列挙しました。

A 被告人は、現場アパートの室内に血液を残していた。

B 被告人は、被害者が殺害された時間帯に現場アパートに立ち入っていた。

C 被告人は事件当日、A子さんと会ったのち、勤務予定時間に2時間30分ほど遅れてコンビニに出勤していた。

D 被告人は事件当日、A子さんと会ったのち、A子さんが不倫相手の高橋氏からプレゼントされた衣服などを林道に投棄していた。

E 被告人は事件翌日、auショップを訪ね、「携帯電話の通話やメールの履歴を消しても、記録はサーバ上に残るのか」と聞いていた。

F 被告人は、事件当日にA子さんが不倫の示談金などとして所持していた現金約146万円などを窃取し、事件後に愛人女性に100万円を送金していた。


 これらの間接事実をみれば、飯田氏のことを「この被告人はやっぱり怪しいのではないか」と思う人もおそらく少なくないでしょう。
 
 むしろ、それが一般的な感覚だと思います。
 
 しかし、これらの間接事実から感じられる怪しい雰囲気は、「まやかし」に過ぎません。そもそも、間接「事実」とは言っても、上記のA〜Fの6点のほとんどは事実ではないのです。
飯田氏の裁判では、一、二審共に裁判官がそのことを見抜けなかったため、無実の被告人に対し、いずれも有罪判決が出てしまいました。そして一方で、A子さんの命を奪った真犯人がいまも野放しになってしまっているのです。

 裁判の具体的な問題点については、項を改めて説明します。


NEXT>>>飯田氏の裁判の問題


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<事件の概略>

事件の概略(1) 短期賃貸アパートで見つかった遺体

事件の概略(2) 交友関係中心の捜査だったはずが……

事件の概略(3) 事件の6日前に出会ったばかりだった被害者と被疑者

事件の概略(4) 被害者と被疑者の6日間

事件の概略(5) 警察が間違った原因

事件の概略(6) 辻褄が合う被疑者の釈明

事件の概略(7) 「現場に容疑者の血痕」報道の真相

■事件の概略(8) 被疑者には一見疑わしい事実があるが……

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