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事件の概略(4) 被害者と被疑者の6日間

 裁判で明らかにされた捜査状況から素直に考えれば、飯田氏が警察に疑われた原因は、A子さんが行方不明になった4月29日当日、東広島市でA子さんと行動を共にしていたことです。
 
 では、飯田氏はなぜ、4月29日にA子さんと行動を共にしていたのでしょうか? 
そのことを説明するためにはまず、A子さんと飯田氏が6日前の4月23日に出会って以降、4月29日に至るまでの経緯を確認しておかないといけません。
 
 A子さんから「悩み相談室」に連絡があった4月23日以降、飯田氏はA子さんが晶子さんとの不倫トラブルを丸く収めるため、いろいろアドバイスをしていました。

 事実関係に争いがない範囲で紹介すると、たとえば、飯田氏はA子さんに対し、「この問題では、奥さん(晶子さん)が被害者で、あなた(A子さん)が加害者という関係になるから、お金を払って済むならそうしたほうがいい」「誓約示談書の書き方がわからないなら、私がレクチャーしてあげる」……などのアドバイスをしていたのです。

 また、A子さんが家族に内緒で短期賃貸アパートを借りていたのも、実は飯田氏の助言によるものでした。
 それというのも、A子さんは、晶子さんから慰謝料などのほか、印鑑登録証明書の提出も求められていましたが、印鑑登録証明書には住民票の住所が記載されます。A子さんはそのため、晶子さんに印鑑登録証明書を提出することにより、両親と一緒に暮らす自宅の住所が晶子さんに知られることを嫌がっていました。

 そこで、飯田氏はA子さんに対し、「ウィークリーマンションを借り、その住所に一時的に住民票を移せば、印鑑登録証明書に記載されるのもその住所になる」と助言したのです。そして、A子さんは飯田氏のアドバイスに従い、実際に4月26日付けで短期賃貸アパートを契約すると、翌27日には東広島市役所で住民票を短期賃貸アパートに異動させ、印鑑登録証明書の申請・交付の手続きを行っていたのです。

 また、A子さんは、このように飯田氏に相談にのってもらいながら、晶子さんとの示談の準備を着々と進めていました。具体的には、約227万円の定期預金を解約するなどし、慰謝料をはじめとする示談費用を用意したり、晶子さんと携帯電話のメールで連絡を取り合い、示談の日時や場所を「4月29日の夜9時から高橋氏の経営する会社の事務所にて」と決めたりしていたのです。

 そして晶子さんとの示談を予定していた4月29日昼ころ、A子さんは婦人服店において、示談の場に着ていくスーツも購入していました。これが、のちに遺体発見時にアパートの浴槽や洗濯機から見つかったスーツですが、ともかくこの日、晶子さんとの示談がまとまりさえすれば、A子さんの悩みは解決するはずでした。

 ところが……。

 A子さんはこの4月29日、婦人服店でスーツを購入したのちにいったん帰宅し、午後に再度、自分の車で外出したきり、行方がわからなくなってしまいます。そして5日後の5月4日、遺体となって発見されたのです。

 こうした状況のため、当初は高橋氏と晶子さんも警察にかなり疑われていたようです。

「A子さんは、約束した時間(4月29日午後9時)に示談の場所(高橋氏の会社事務所)に現れず、その後も連絡がとれないままだった」

 捜査に対し、高橋氏と晶子さんの夫妻はそのように説明しましたが、二人はポリグラフにかけられたり、手の爪を採取されるなど、警察に執拗に「犯人候補」として調べられたそうです。また、そんな捜査状況を把握したマスコミが高橋氏の会社に殺到したため、会社の関係者の人たちもずいぶん驚いたそうです。

 なお、変な誤解を招かないように念のためにことわっておきますが、警察が最終的に高橋氏や晶子さんをシロと判断したことについては、本HP運営責任者の調査においても、「妥当」という結論が出ています。高橋氏本人やその周囲の方々に当時の話を色々聞くなどしてみましたが、高橋氏や晶子さんの事件当日のアリバイはしっかりしていますし、二人が真犯人である可能性を感じさせるような不審なところは見当たりません。その点は強調しておきます。

 一方、高橋夫妻が潔白ということは、A子さんは行方がわからなくなった4月29日の、遅くとも午後9時(晶子さんと約束していた示談の時間)以前に事件に巻き込まれた可能性が高いことになります。
そんな状況の中、少なくとも、この日の午後7時30分ころまでA子さんと行動を共にしていた人物がいました──。

 言うまでもなく、それが飯田氏だったのです。

 次項では、A子さんの事件当日の足取りを確認しながら、「A子さんは事件当日、どのように飯田氏と落ち合い、どのように行動を共にしていたのか」「事件当日、A子さんが飯田氏と行動を共にしていたことを警察が知った経緯」を説明します。



NEXT>>>事件の概略(5) 警察が間違った原因




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<事件の概略>

事件の概略(1) 短期賃貸アパートで見つかった遺体

事件の概略(2) 交友関係中心の捜査だったはずが……

事件の概略(3) 事件の6日前に出会ったばかりだった被害者と被疑者


■事件の概略(4) 被害者と被疑者の6日間


事件の概略(5) 警察が間違った原因

事件の概略(6) 辻褄が合う被疑者の釈明

事件の概略(7) 「現場に容疑者の血痕」報道の真相

事件の概略(8) 被疑者には一見疑わしい事実があるが……

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本HP運営責任者・片岡 健 MAIL
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